水原一平氏が、ドジャースから解雇されたのは2024年3月20日。
あれからひと月が経ちました。
ひと月の間に、信じられないようなことがたくさん出てきましたが、このことで大谷翔平選手に悪い影響がでないかを心配する人は多かったのではないでしょうか。
さすがの大谷選手も信頼していた人に大きく裏切られ、大ショックだったのではないかと想像します。
この裏切り行為は水原氏による嘘の上塗りと桁違いの窃盗でしたが、そのお金は戻ってくるのでしょうか?
そして、水原一平氏は、これからどうなってしまうのでしょうか?
そこで、大谷翔平のお金は戻るのか?水原一平はこれからどうなるのか?を探ってみようと思います。
大谷翔平のお金は戻ってくるのか?
大谷翔平さんのこの事件に関する記者会見の中で「一平さん」と水原さんのことを知らず知らずのうちに言ってしまっていましたね。
それを見て、どうして水原さんがこんなことをしてしまったんだろうと、更に悲しく思えました。
ギャンブル依存症という病だそうですが、破滅するとわかっていても止められないというところが病気なのでしょうね。
水原さんは、大谷選手の銀行口座から無断で1600万ドル以上(約24億5000万円)を引き出していたそうですが、そのお金は大谷翔平さんのところに戻ってくるのでしょうか?
水原氏が起こした犯罪とは
このニュースを知った時、信じがたいと感じた人は多かったのではないでしょうか。
水原一平氏が起こした犯罪は、主に銀行詐欺や大谷翔平さんからの資金の不正引出しに関連しています。
具体的には、以下のような行為があったとされています。
- 銀行詐欺: 水原一平氏が不正な方法で大谷翔平選手の銀行口座から資金を引き出しました。彼は銀行職員に大谷選手であると偽り、本人の許可なく資金の移動を行いました。
- 信頼の裏切り: 長い間築かれていた大谷翔平選手との信頼関係を利用し、水原氏は個人的な借金の返済や違法賭博に必要な費用のために不正に資金を使用しました。
- 違法賭博の関与: 水原一平氏は違法賭博活動に深く関与しており、その活動から発生した借金の返済に大谷翔平選手の資金を利用していると報じられています。
こんなに残念な話があるなんて…、と思いましたね。
水原氏に対して賠償命令が出される可能性はある
水原一平氏が大谷翔平選手から盗んだとされるお金が返還されるかどうかは、今後の法的な進行によります。
盗まれたお金の回収は、通常、法的な手続きを通じて行われます。
これには裁判所が水原氏に対して賠償命令を出すことが含まれるかもしれません。
具体的には、もし水原氏が有罪と認定され、司法取引を含めた裁判の結果として賠償責任が確定すれば、盗まれた金額の一部または全額が大谷選手に返還される可能性があります。
全額返すことはできるのか?
水原氏が所有する資産が押収され、それが賠償金の支払いに充てられることも考えられます。
ただし、実際に全額が回復されるかどうかは、水原氏の資産状況や裁判所の決定、さらには資金の回収が可能かどうかによるでしょう。
法的なプロセスは時間がかかることが多く、結果も保証されません。
既に水原さんは、経済的に家計が厳しい状況であったと述べていますので、多くの資産を持っているとは思えません。
そういったことから、水原さんが返すことができるお金は限られたものとなる可能性が高いでしょう。
14日放送のTBS「サンデージャポン」に生出演していたデーブスペクターさんが、ドジャースの大谷翔平投手の元通訳で銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者について言及した。その内容は、「計算したんですけど。返済するんだったら、月10万円だったら2000年かかるんですよ」とし「いくら健康に気を付けても無理」と語った。引用:スポニチアネックス
水原一平氏が大谷翔平選手から盗んだカネが24億円以上という話だが、これはもう全額返金するには刑務所で全てを執筆・出版して、かつ映画化してその収益を全て返済するしかないのではないか?
しかしこんなに簡単に人を信用してしまうのも問題だ。
どうやって取り入ったんだろうね?— 日本の平民 (@Nihon_Heimin) April 12, 2024
絶対に全額返済は無理な金額ということでしょうね。
水原一平氏はこれからどうなるのか?
水原一平氏は、4月13日に銀行詐欺で訴追され、ロサンゼルスの連邦裁判所へ出廷しました。
足かせをされていたとのことで、これにも非常に驚きました。
一平さんは、いったいどこまで悪事を重ねてしまったのだろうと…。
つい最近まで、大谷翔平さんに一番近い人だったのにと思いながらニュースを観ました。
ロサンゼルス連邦裁判所での命令の内容は
水原一平氏は、ロサンゼルスの連邦裁判所で複数の命令を受けています。
- ギャンブル依存症の治療を受けることが命じられ、これが保釈条件に含まれています。
- パスポートが没収され、カリフォルニア中央地区の外への無許可での移動が禁止されています。
- 大谷翔平選手との接触が禁止されています。
- ギャンブル関連の施設への立ち入りや、既知のブックメーカーとの接触も禁じられています。
これらの措置は、水原氏がギャンブルで発生した借金を不法に解決しようと試み、その過程で大谷翔平選手の銀行口座から不正に資金を引き出した疑いに基づいて設定されたのだそうです。
どんな罪状になると予想されるのか
大谷翔平選手をだまして大谷選手の口座からお金を引き出していた水原氏は、どんな罪状になると予想されるでしょうか。
- 銀行詐欺:水原氏は大谷選手の銀行口座から資金を不正に引き出したとされています。この行為には、大谷選手であると偽って銀行に通話し、資金の不正送金を承認させた可能性が含まれます。
- 窃盗:信頼された立場を利用して大金を盗んだため、窃盗罪での起訴が検討されています。盗まれた金額の規模が大きいため、罪状が重くなる可能性があります。
- 詐欺:水原氏が大谷選手を欺き、金銭を盗んだとされ、詐欺罪での起訴が考えられています。これには、大谷選手の承諾なく資金を移動させた行為が含まれます。
- 連邦犯罪:水原氏が連邦政府によって起訴される場合、連邦犯罪として扱われ、より厳しい刑罰が科される可能性があります。
司法取引とは?
司法取引をすれば刑が軽くなると言われていますが、何をするのでしょうか。
司法取引とは、被告人と検察官が合意に至る法的なプロセスです。
この取引により、被告人は起訴されている犯罪に対して有罪を認めるか、より軽い罪で有罪を認めることで、その代わりに検察官はより軽い刑罰を求めることが一般的です。
司法取引は多くの刑事裁判で使われる方法で、裁判所の負担を軽減し、確実な有罪判決を確保する目的があります。
司法取引のプロセスは以下のように進んでいきます。
- 交渉の開始: 被告人の代理人である弁護士と検察官が会談を開始し、どのような条件で和解に至るかについて協議します。
- 合意の提案: 検察官は被告人に対し、特定の条件を満たすことで有罪を認めるよう提案し、それに応じた刑の軽減や起訴の中止を提供します。
- 合意の受諾: 被告人が検察官の提案に同意すると、その合意は法的効力を持ちます。被告人は裁判で有罪を認め、その結果として裁判官は合意内容に基づいて判決を下します。
- 裁判官の承認: 最終的に、裁判官が提案された司法取引が公平であるかどうかを検討し、承認が必要です。裁判官は提案された取引を拒否する権利も持っています。
司法取引は、裁判の不確実性を避け、迅速な解決を図る手段として利用されます。
早期に解決することで、アメリカ国民の税金を無駄に使わずに済むのだとテレビの情報番組で聴きましたが、確かに合理的ではありますね。
しかし、公正さや倫理的な問題に関する議論も引き起こしています。
被告人は取引を通じて、長期間の裁判を避け、確実な軽い刑罰を受けることができる一方で、全ての事実が明らかにされないこともあります。
簡単に言えば、司法取引は被告人が罪を認めて検察官に協力する代わりに、刑罰を軽減してもらう法的な合意ということです。
このような司法取引を、水原氏が行うことになるのでしょうね。
水原氏はどれほどの刑罰を受けるのか(推測)
大谷翔平さんの口座から巨額の窃盗し不正送金と銀行詐欺、加えて違法賭博への関与
本来であれば30年の禁固刑の可能性があるとのこと。
それを司法取引をすることで、罪を軽くできるとのことですが…。
確実に、司法取引をするでしょうね。
そうした場合、どんな刑罰となるでしょうか。
二人の国際弁護士の意見をみてみましょう。
1.国際弁護士の清原博氏が14日、TBS「アッコにおまかせ!に生出演した時の意見です。
銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者の罪状の予測や担当弁護士について語っています。
- 銀行詐欺の定義:「銀行をだまして不正な利益を得る犯罪」
- 犯罪の社会的影響:「銀行システムを揺るがし、社会不安をあおる重大な犯罪」との見解。
- 可能な刑罰:有罪となると「禁錮30年以下または罰金100万ドル以下」と説明し具体的な予想としては「禁錮15年の実刑」を挙げる。
- 司法取引の可能性:司法取引を行えば「刑罰が軽くなる可能性」があると述べ、その内容について「容疑を全て認め、刑罰の軽減を求める」と解説。
- 担当弁護士の評価:水原容疑者の担当弁護士であるマイケル・フリードマン氏について、「ロサンゼルスでトップ10に入る敏腕弁護士で、元連邦検察官」と評価。
- 司法取引による刑期の短縮予測:「司法取引が成立すれば、禁錮5年から7年程度に短縮される可能性」と推測。
2.国際弁護士の湯浅卓氏が21日、TBS系「サンデージャポン」に生出演した時の意見です。
水原氏の事件に対する法的評価と、類似事件との比較を通じて刑罰の可能性を語っています。
- 実刑の確実性:「実刑は確実で、禁固6〜10年の可能性が高い」と推測。
- 水原容疑者の犯罪内容:水原容疑者は大谷の口座から違法ブックメーカーへ総額1600万ドル(約24億円)を送金したとされ、「これはもう、実刑確実です」と断言。
- 比較例の提供:フロリダで類似の事件があり、アメリカンフットボールの従業員が32億円を使い込んだ例を挙げ、「検察側が提案した7年から司法取引で6年半に減少したが、判事はそれでも軽すぎると考えている」と説明。
- 連邦内の判例統一の重要性:カリフォルニアとフロリダは連邦内でライバル関係にあるため、「6年半」という判決が一つの基準となっているとの見解を示す。
お二人ともに、実刑は確実であるとの意見をお持ちでした。
30年の禁固刑ではなくとも、6年から10年の禁固刑ではないかとの予測をされています。
水原氏は、大谷翔平選手から盗んだお金で違法賭博の胴元に銀行をだまして送金していたという大きな罪をつぐなうことになります。
刑務所での生活は非常に厳しいものであり、有名人であることがその経験をさらに複雑なものにすることが多いそうです。
有名人が収監される場合、その扱いや経験は多くの要因に左右されるようです。
他の収監者からの注目の対象となることが多く、それにより友好的な関係が築かれることもあれば、妬みや敵意を持たれることもあります。
そのため、刑務所内での人間関係は非常に複雑になることがあり、いわゆるいじめのようなものであったり通常の収監者よりも多くの注意が必要とされる場面があるといわれています。
残念ながら、水原一平氏はこのような状況に置かれることになる可能性が高いといわれています。
まとめ
韓国での開幕戦が終わった途端に、これは本当なのかと疑ってしまうようなニュースが飛び込んできました。
大谷翔平選手に信頼され、多くのことを任されていた水原一平氏が、信じられない裏切り行為を犯しました。
ギャンブル依存症というのは人を変えてしまうということですが、水原氏も変わっていってしまったのでしょう。
水原氏が今までに大谷選手の口座から違法賭博の胴元に送金した1600万ドル(24億5千万円)のお金は、多分闇の中。
そのお金も、もう戻ってはこないでしょう。
水原氏の資産状況を考慮した場合、金額が膨大なため、全額返済は不可能だとみられています。
そして、水原氏はどのような刑罰を受けることになるのかを予測する国際弁護士の意見は、司法取引を行うことで禁固30年とはならずとも、実刑は確実であり6年から10年ほどではないかということなんです。
6年から10年程度だと予測される収監が終わり、罪を償ったとしても水原氏は生きづらい環境におかれるでしょう。
まず、ギャンブル依存症の治療をし、本来の水原氏の姿を取り戻して欲しい気もします。
そして、自分のしたことに向き合ってまっとうに生きていって欲しいと思います。
今、大谷翔平選手は松井秀喜さんの日本選手の大リーグ通算ホームラン数175本の記録を抜き、更にホームランを打ち続けています。
水原氏に大きな裏切りを受けても、メンタルを崩すことなく試合に出場し続け記録も出しています。
一平さんに騙し取られたお金はきっと全部は戻ってきません。
しかし、もうこの先しか見ていない大谷翔平選手に賛辞を送りたい気持ちになりました。
以上、大谷翔平のお金は戻るのか?水原一平これからどうなる?をお届けしました。