大谷翔平

大谷翔平と佐々木麟太郎はどんな関係?二人の共通点は?

大谷翔平と佐々木麟太郎はどんな関係?二人の共通点は?
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毎日大谷翔平さんのニュースや報道がテレビを賑わせていますが、現在注目をあびているのは、佐々木麟太郎さんです。

大谷選手との関係は花巻東高等学校野球部の先輩と後輩ということですね。

何が話題かって、アメリカの超名門校スタンフォード大学への進学が決まったというではないですか!

それも、フルスカラシップとのことで、佐々木麟太郎さんの優秀さに驚いた人が多かったのではないでしょうか。

この立派な二人には、共通点がありそうな予感がするんです。

そこで、大谷翔平と佐々木麟太郎はどんな関係で、二人の共通点は何であるかを調べていこうと思います。

 

大谷翔平と佐々木麟太郎はどんな関係なのか?

大谷翔平さんと佐々木麟太郎さんは親戚であるという話がありますが、そうではないそうです。

花巻東高校の野球部の先輩後輩ですが、年齢差からいくと同時期に部活で一緒だったということはありません。

では、どんな関係があるのでしょうか。

 

佐々木麟太郎さんはどんな人?

まず、佐々木麟太郎さんがどんな人かを見ていきましょう。

 高校球児の新しい未来の作り方を示してくれそうですね。

佐々木麟太郎(ささきりんたろう)プロフィール
  • 生年月日 2005年4月18日 (18歳)
  • 身長 184センチ
  • 体重 113㎏
  • 出身地 岩手県
  • 経歴 江杓子小(江杓子ジュニア少年団)→江杓子中(金ヶ崎シニア)→花巻東高→スタンフォード大
  • 利き腕 右投左打
  • ポジション 内野手
  • 戦績 高校1年生:明治神宮野球大会(高校野球)2021年(ベスト4)
  •  〃 高校2年生:センバツ高校野球2022年(1回戦)
  •  〃 高校3年生:全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)2023年(ベスト8)
  •  〃 高校3年生:国民体育大会2023年(1回戦)
  • 高校歴代最多となる通算140本塁打を放つスラッガーである
  • 家族 父・母・妹 (父は花巻東高校野球部監督の佐々木洋氏)

若干18歳で、こんなにも素晴らしい経歴なんですね。

 

大谷翔平の父は佐々木麟太郎の中学時代リトルシニアの監督

佐々木麟太郎さんが中学生時代に所属していた『金ヶ崎リトルシニア』の監督が、大谷翔平さんの父である大谷徹さんなんですね。

ということは、大谷翔平さんと佐々木麟太郎さんは同じ監督から野球の指導を受けたということになります。

大谷徹監督が率いる岩手・金ケ崎リトルシニアには、県内の各地から意識の高い部員が集まるそうです。

どんな意識かといえば「野球がうまくなりたい」「好きな野球を一生懸命にやりたい」「中学時代の経験を次のステージにつなげたい」というようなことだそう。

監督の指導の仕方 (その中の一部です)

  • 選手たちの将来を見据え、肉体的・技術的な負担を考慮して練習を進めている。
  • 都会と田舎の選手の違いを理解し、のんびりとした雰囲気の中で基本練習を継続。
  • 中学時代からの練習スタイルについては悩みつつも、時間の使い方を大切に考えている。
  • 初期は練習量を追求していたが、成長痛や怪我を経て練習内容を見直し、平日の全体練習は水曜日の夕方の2時間半程度にしている。
  • 先発投手には「5回まで」の制限を設け、完投はさせず、球数も目標を設けている。体の負担を考慮し、捕手と投手の併用は避けている。

 

監督の高校選びの考え方

  • 選手たちには「好きな高校へ行って、自分自身がやりたい高校で野球をやってほしい」というスタンスを持つ。
  • 過去の傾向を見れば、花巻東高校へ進学する選手が多いが、進学先は個人の意識次第であり、それぞれの「決断」を最優先に尊重する。
  • 進学先は「自由」であり、2014年のチーム創設当初から変わらない方針。
  • 高い身体能力を持つだけでなく、個々の選手が異なる野球観や目標を持っており、それに合わせて進路を選択する。
  • 監督は、野球を続けるならば「好きなところでやってほしい」とし、本人と保護者との相談を大切に進路を決定していく姿勢を示す。

監督のこのような指導方針などに信頼を置いて人が集まるのでしょう。

そして、この二人もそういった指導を受けた人なんですね。

 

佐々木麟太郎の父は花巻東高校野球部の監督

佐々木麟太郎の父は、息子である麟太郎さんと大谷翔平さんを指導した花巻東高校の野球部の監督、佐々木洋氏です。

ということは、大谷翔平さんと佐々木麟太郎さんは同じ監督から指導を受けたということになります。

二人ともが、監督である二人の父から指導を受けているなんて、これはもの凄い確率ですよね。

佐々木監督は2002年に花巻東高校の野球部監督となってから、3年後の2005年夏には初の甲子園出場を果たしています。

2009年には、菊池雄星を擁し夏の甲子園ではベスト4に進出する。

3年後2011年の春の選抜甲子園に出場し大谷翔平選手を擁するも初戦で姿を消している。

昨年の夏の甲子園で、慶応義塾高校野球部は丸刈りではないと大きく報道されていましたが、2018年に同じく佐々木監督も生徒の丸刈りを廃止していたんですね。

2018年夏、第100回全国高等学校野球選手権記念大会の1回戦で敗れたのを機にこれまでの伝統を見直すことに着手。「(頭髪を)丸刈りにしないといけない理由が見当たらない」として、部員に対しての丸刈りの強制を廃止した    引用:佐々木洋Wikipedia

「非常識な発想をもつ」ということのあらわれでしょうか。

甲子園での優勝経験はありませんが、菊池雄星選手や大谷翔平選手をメジャーリーグへと送り出した名監督なんですね。

どんな指導をする監督なのでしょうか。

佐々木洋監督の考え方・指導として

MLBタイムリーヒットさんのYouTube動画【甲子園】花巻東高校・佐々木洋監督が語る「勝利と教育」指導哲学とは?から引用させていただきました。

  • 先入観は可能を不可能にする 誰もがやっていないことに挑戦する 非常識な発想を持つ
  • 目標達成シートを書かせる。 佐々木監督の指導において重要なのが目標 達成シートです。 佐々木監督は選手の自主性を引き出し選手個々の可能性を最大限に引き上げる指導をしています。
  • 目標にはそもそも数字がないといけない 。また計画がセットされていないと目標とは 言えないと思いますですから選手たちには 数値やライバルといった具体的な目標を持たせてそれを達成するための計画を 立てるように言い続けています
  • 運という言葉を大事にしている。運をつかむために自分の何を コントロールするかというと4つあります。
  • 一つは先ほどの言葉です 。試合中相手や審判をやじったり悪口を言っ た瞬間に一気に運気は下がって必ず次の回に点を取られたりするんです 。やはりいかなる場面でも愚痴や毒を吐か ないということが運気を下げない大切な ポイント
  •  二つ目は一緒にいる人 親は選べませんが友人は選べますよね 自分の意思で誰にでも会いに行って刺激を 受けることができる
  • 三つ目が外見です 表情・態度・姿勢 身だしなみといった周りの他者から見た すべての要素がそれに当てはまります
  • 四つ目は感謝と謙虚さですね とにかく敵を作らず味方を作ることが運を 呼び込んで来ると思います

こちらが、MLBタイムリーヒットさんのYouTube動画【甲子園】花巻東高校・佐々木洋監督が語る「勝利と教育」指導哲学とは?です。

とても分かりやすく解説されていますね。

こんなに立派な方が、大谷翔平選手の指導者であり、佐々木麟太郎さんのお父さんなのです。

このお二人は、野球を通して、父であり指導者である人から素晴らしい教育を受けて来たのですね。

 

大谷翔平の義兄は花巻東高校野球部の部長

大谷翔平さんのお姉さんは、ご結婚されています。

そのお相手の方が、花巻東高校野球部の部長を務めているそうなんです。

ここにも繋がりが!!

大谷翔平さんの義理のお兄さんは、流石裕之さん。

花巻東高校で社会科(世界史)の授業を受け持ち、野球部の部長を2007年から務められています。

大谷翔平さんの高校生の時の恩師ということになりますし、野球部で指導も受けているという間柄なんですね。

そして、佐々木麟太郎さんも大谷翔平さんと同じように流石さんにお世話になったということになるんです。

現在も佐々木監督と大谷翔平さんのお姉さんの旦那さんは一緒に仕事をしていらっしゃるんですね。

ここでも、二人の家族は繋がっていました。

 

大谷翔平と佐々木麟太郎 二人の共通点は?

大谷翔平さんと佐々木麟太郎さん。

このふたりは、ただ岩手県の花巻東高校野球部の先輩と後輩という関係ではないことがわかりました。

二人の共通点は、何かを探っていきましょう。

 

父親が野球の監督であり互いに指導を受けた

前述したように、二人の父親は野球の指導者で監督を務めています。

大谷翔平選手の父:『金ヶ崎リトルシニア』監督

佐々木麟太郎選手の父:『花巻東高校野球部』監督

二人とも父親が野球の指導者ですから、家庭環境も似た部分もあったかもしれません。

この二人には、自分の父からの指導を受けた時代と、互いの父から指導を受けた時代を経て今があります。

監督から受けた指導の濃度は、二人の場合同じようなものになるのではないかと思ってしまいますね。

 

野球の試合中の応援歌が同じ

大谷翔平選手の日ハム時代の応援歌と佐々木麟太郎選手の応援歌が同じなんです。

佐々木選手の場合、偶然応援歌が同じということではなく、大谷選手の応援歌をそのままいただいた形ですよね。

大谷選手の応援歌を麟太郎さんバージョンにしたものですが、これほど繋がりがあるのならそういう応援歌もありですよね。

ピッタリとはまってる感じがあります。

大谷翔平選手は、この応援歌の歌詞の通りになっていっているのが素晴らしいことだと思います。

佐々木麟太郎選手も、応援歌の歌詞のようになっていくことを期待しています。

 

大谷選手の応援歌

 

佐々木麟太郎選手の応援歌

的確過ぎて、作詞者の素晴らしいセンスを感じますね。

 

佐々木監督が高校卒業後の進路に大きく影響をもたらした

野球の強豪校の中でも、メジャーリーガーを複数人輩出している高校はあります。

最多の4人を輩出しているのは、残念ながら今は廃部となってしまったPL学園野球部ですね。

花巻東高校からメジャーリーガーになったのは、菊池雄星選手と大谷翔平選手です。

ここは指導者である監督の考え方が大きく影響するところではないでしょうか。

大谷翔平選手と佐々木麟太郎選手の最大の共通点は、佐々木監督の影響を大きく受けたという点ではないでしょうか。

 

佐々木監督の考え方

佐々木監督の指導理念は、メジャーリーガーである菊池雄星や大谷翔平を育てた経験から、「常に常識を疑い、非常識を常識に変える生き方」を重視し、その志向は「日本人の思考そのものを変えていく」というものです。

過に同じ監督のもとで超目玉選手がドラフトの前にメジャー行きを模索したのは、2009年の菊池雄星選手と2012年の大谷翔平選手の2度しかなく、これは偶然ではないでしょう。

 

NPBを経ることなくメジャーに挑戦をするための佐々木監督の模索

08年に起きた「田沢問題」が、菊池や大谷のドラフトに影響を与えました。

当時、新日本石油ENEOS(現ENEOS)のエースであった田沢純一選手がNPB球団からのドラフト指名を辞退し、レッドソックスとメジャー契約を結んだことが注目されました。

佐々木監督はこの問題に深い関心を寄せ、田沢選手周辺の関係者に直接ヒアリングを行い、アマチュアのトップがNPBを経ずに直接メジャーに挑戦する手法を学びました。

これが菊池選手や大谷選手に提案され、彼らのドラフト指名に影響を与えることになったんですね。

 

佐々木麟太郎が米大学進学を選んだのは佐々木監督からの提案で

佐々木麟太郎選手の進路は、当然、監督でもあり父親でもある佐々木氏からの提案があって、息子である麟太郎さんが米大学進学を選んだそうです。

菊池選手や大谷選手の時代とは異なり、MLBのルール変更により、佐々木麟太郎選手が高校卒業時にメジャー挑戦を目指すには、昨年7月末までに「インターナショナル・アマチュアFA」選手として登録される必要があったとのこと。

花巻東高校にとっては夏の甲子園大会直前では麟太郎がこの決断を下すことは難しかったの当然でしょう。

その代わりに監督がかねてから温めていた新たな選択肢として浮上したのが米大学進学だったんですね。

これって、凄い案ですよね。

佐々木監督が、高校からメジャーを目指すにはどうしたらいいのかを菊池選手や大谷選手の時代から考え勉強し、情報を集め一番良い方法は何かを追求する。

これは、監督の「常に常識を疑い、非常識を常識に変える生き方」という考え方ですよね。

今まで(常識)とは違うやり方(非常識)をどんどん進めていくやり方ですから。

そして、教え子である菊池選手、大谷選手、佐々木麟太郎選手がメジャーリーガーへの道へ進むことになっていっているんです。

人生における大切な進路選択において、大谷翔平も佐々木麟太郎も佐々木監督の影響を大きく受けているといえるでしょう。

 

まとめ

なぜ親戚説が出ているのかわかりませんが、大谷翔平と佐々木麟太郎は親戚関係ではありません。

花巻東高校野球部の先輩と後輩ではありますが、もっと関係性が深かったですね。

互いの父親が野球の監督であること。

大谷選手と佐々木選手は、自分の父からの野球の指導と、お互いの父からの野球の指導を受けていたんですね。

それ以外にも、大谷選手の義理の兄が佐々木麟太郎の父の佐々木洋監督の同僚であり、花巻東高校野球部で部長を務めているんです。

大谷翔平の家族と佐々木麟太郎の家族が花巻東高校野球部の練習や試合でいつも顔を合わせるような関係がありました。

二人の共通点は、父親が野球指導者であることに加え、高校から先の進路を決める時には佐々木監督の考えが大きく影響していることです。

佐々木監督は、高校からメジャーを目指すにはどうしたらいいのかを考え勉強し、情報を集めベストな進路を見極めて教え子を送り出しています。

監督の「常に常識を疑い、非常識を常識に変える生き方」という考え方に影響を受けて、高校から最短距離でメジャーを目指したのが、菊池選手、大谷選手そして佐々木麟太郎選手になるでしょう。

佐々木麟太郎選手は、アメリカの大学に入学しそこからメジャーを目指すということになっています。

カッコ良過ぎますね。

この新しい提案が今後の高校球児の選択肢となるかどうかは未知数であり、麟太郎選手の将来が注目されています。

大谷翔平選手と佐々木麟太郎選手が「常に常識を疑い、非常識を常識に変える生き方」をどのように見せてくれるか、とても楽しみです。

以上、大谷翔平と佐々木麟太郎はどんな関係?二人の共通点は?をお届けしました。