アジアツアーで藤井風さんが左手にバングルをしていたり、していなかったりしたのはみなさんもご存じだと思います。
シルバーのバングルをしている時と、数珠を重ね付けしている時と。
インドで買ったものだとのことですが、ファッションとしてのバングルなのか何か他の意味があるのでしょうか?
買ったのはインドですから、神様に関係しているのか?興味があります。
今回は、藤井風のバングルはインドではどんな意味があるのか?神様とどんな関係性があるのかを調べていきたいと思います。
藤井風のバングルはインドではどんな意味を持つのか
一般的にファッションとして、男性女性問わず手元にバングルをしているとあか抜けておしゃれな感じを受けますよね。
特に、夏はそれが映えます。
風さんのバングルが、ただのファッション小物だけでなく特別な意味を持つものかを見ていきます。
藤井風はどんなバングルをしているのか
まず、風さんがどんなバングルをしているのかですが…
これが、左手にいつもキラリと輝くバングルですね。
素敵だなと思って探したところ、やはりインドの物でした。
2022年10月に「grace」がリリースされましたが、そのMV撮影でインドへ行ったときに
ずっずさんとお揃いで購入されたものだそうです。
インドでバングルをする意味は
インド人女性が、腕にたくさんのバングルを身に着けている姿を見たことがあると思います。
これはファッションとしてだけでなく、ちゃんとした理由があるのです。
インドでは古来からの考え方があり、こう伝えられているそうです。
女性は男性よりも身体的肉体的に弱いため、金銀を使ったバングルやブレスレットをつけることで、女性のエネルギーが引き出されて強くなれる。
そのエネルギーをもたらす金や銀を身に着け肌に触れる際の摩擦で、女性にその性質や特性が体に入り込み強さを与える。
インドでは、女性が家を守る慣習が根付いており女性が身に着けているバングルが触れ合う音で邪気を払う。
家に響き渡るその音が、家庭に安心感や平安をもたらし女性の存在感を引き出すものである。
女性の力を最大限に引き上げる力を与えてくれて、邪気もはらってくれる。
これが、インドでバングルを身に着ける意味のようです。
また、これはインドだけではなく一般的にバングルをどちらの手にはめるかで意味が変わってくるそうです。
- 右手にはめる…何か力を発揮したい場合は、右手はエネルギーを放出する力があるとさ れているため、行動を起こしてことを成し遂げたい時にすると効果がある。
- 左手にはめる…左腕はエネルギーを吸収する力があるとされ、落ち着きたいときや精神的な問題解決をしたい時にに着けると効果がある。スピリチュアルな意味が強い。
風さんが身に着けているものというより、インドで身につけられているバングルの持つ意味がわかりました。
藤井風のバングル 神様との関係性は
風さんのバングルは、インドで購入されたものだそうです。
インドで作られている装飾品であれば、宗教的意味もあるように思います。
バングルが、神様とどんな関わりのあるものになっているのかをみていきましょう。
装飾品と宗教の関係性は
装飾品には宗教的な意味があるものがありますが、それはハワイやアメリカ大陸にもあるようです。
例をあげるならば、ハワイアンジュエリーやインディアンジュエリーなどがそうです。
ハワイアンジュエリーのモチーフにそれぞれ意味があるそうです。
一例をあげてみます。
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クジラの尾→「幸運のお守り」
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ウミガメ→「幸せを運ぶ海の守り神」
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ハイビスカス→「幸せな未来」「信頼」
山の神様、海の神様…そうした自然崇拝、自然の中に神様がいるという考えはハワイには昔からあったそうなので、装飾品にも宗教的な意味合いが入ってくるのですね。
当然インドでも、装飾品には宗教的な意味があるはずです。
藤井風のシルバーのバングルの神様との関係性は
風さんのバングルには、シヴァ神が片手で持つ先が三つの分れた三叉の槍のモチーフが使われています。
この槍の先端を模したモチーフとなっているのが、風さんのバングルですね。
先端が3つに分かれている槍をモチーフに作られているのがわかります。
そして木の実もはめ込んであります。(この木の実については後に詳しく述べています)
シヴァ神は、「grace」のMVにも出てきた青い色をしたヒンドゥー教の神様ですね。
シヴァ神は、宇宙を再創造するための「破壊」をつかさどる神。
とにかくパワフルな神様なんです。
現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人であり、特にシヴァ派では最高神に位置付けられているそうです。 引用元:Wikipedia
そのシヴァ神が持っている三叉槍を「トリシューラ」というそうです。
3つの先端はそれぞれシヴァのシャクティ(力)である、iccha(欲望、愛、意志)、kriya(行動)、jnana(知恵)をあらわすそうです。 出典:Wikipedia
シヴァ神のご利益としては病気平癒・子宝・厄除けの他、五穀豊穣・商売繁盛・出世などがあるそうです。
このバングルを左手に着けている風さんは、シヴァ神の力をもらっているのでしょうか?
藤井風の木の実のバングルの神様との関係性は
アジアツアーで風さんは、木の実のバングルをしていることがありましたね。
そのバングルも神様との関係はあるのでしょうか?
真ん中のバングルについて調べてみました。
この木の実の名前は「ルドラクシャ」菩提樹の実です。
釈迦が木の下で悟りを開いたといわれていますが、その木が菩提樹です。
ルドラクシャというの言葉の意味は、サンスクリット語で「ルドラ神(シバ神)の目(涙)」だそうです。
なぜ、ルドラクシャの実がシヴァ神の涙なのか?ですが…
シヴァ神は、長年に渡りすべてのものの幸せを願い瞑想していました。そういった人たちを苦しみから救済したいという強い願望が生まれ、シヴァ神の目から涙がこぼれ落ちました。
それが伝って大地に落ち、そこから菩提樹の木が生えたという言い伝えがあるそうです。
シヴァ神の慈悲の心から流した涙から木が育ち、実った果実であるルドラクシャのことを「シヴァ神の涙」というわけなんですね。
この絵からも「ルドラクシャ」がインドの主神のひとりであるシヴァ神との関連性があることがわかります。
ルドラクシャが神聖なものとして存在するのには、シヴァ神が首や腕にルドラクシャの数珠やブレスレットを付けていることが影響しています。
そして、それが信仰の対象となっているそうなんですね。
「聖なる力が宿る」といわれるルドラクシャは、 厄除けや邪気払い、開運、魔除けなどのお守りになるそうです。
また精神を安定させるスピリチュアルな効果があると言われています。
風さんも、ルドラクシャの数珠?バングルをお守りとして身に着けられているのでしょうね。
まとめ
ピアノを弾いているときの藤井風さんの左手に着けているバングル、気になっていました。
インドで購入されたものだそうですので、何か意味深いものがあるのだろうと調べてみました。
インドでは、紀元前5世紀ころに四大宗教が生まれています。
それほど神様と人々との関係の深い国です。
インドで女性たちがバングルをつけている理由は、バングルの擦れ合う音で邪気を払い家庭に平安と安心感をもたらすためなのもわかりました。
風さんの銀色のバングルも、ルドラクシャのバングルもシヴァ神との関係がありました。
風さんは、幼いころに神の恵みを受けるためにインドへ行っています。
インドとの親和性の高い方ですので、あって然りな気がします。
藤井風アジアツアーでは、銀のバングルのシヴァ神の力とルドラクシャの聖なる力の両方ののパワーもあって大成功を収められたのかもしれませんね。
今回は、藤井風のバングルはインドではどんな意味がある?神様との関係性は?をお届けしました。